羊と魚と器を求めて
~阿蘇ロケ紀行前半~
ホテル日航熊本・総料理長の中野省吾さん、レ・セレブリテ シェフの川元智さん、店長の有村隆之さん。今回のプレミアムコースのテーマは「熊本を旅する」。使用する食材と器を求めて、阿蘇へやってきました。
まず向かったのは「阿蘇さとう農園」。野菜、中でも阿蘇の名産品である「高菜」の栽培をメインに取り組まれる農家さんで、「阿蘇タカナード」は、高菜の種を使った自家製マスタードで、プチプチ食感が美味しい阿蘇土産の新定番です。
さとう農園では、阿蘇にかかせない草原の維持・再生のため、羊の草原放牧による畜産業の確立、羊毛・羊肉を使った商品開発に取り組まれています。羊肉化計画は現在進行形で準備が進められています。最初は私たちを警戒していた羊さん達でしたが、段々と慣れてくれました。さとう農園さんの牧場では、牛と羊を一緒に育てる「混牧」が行われています。一頭一頭ちゃんと名前があり、愛情を持って育てられていることから、畜舎特有の臭いが全くありません。餌を求めて阿蘇の絶景を元気いっぱいに走り回る姿はかわいくてほっこり。ちなみに羊は50人まで人間の顔を覚えることができるそうです。私たちの顔、覚えてくれたかな?
肉の次は魚を求め、高森町の「村上養魚場」へ。さとう農園さんから「村上養魚場の『金のキャビア』は絶品だよ~」と伺い、期待に胸躍らせ車を走らせます。
途中、高森町の観光スポット「上色見熊野座神社」を少し過ぎたあたりにある「徳丸漬物」でちょっと休憩。「ここの漬物が旨いんだ」と中野総料理長がお勧めするお漬物をみんなで購入。旅先で手に入れた食材を家に帰って食べると、旅の思い出も相まって、一層美味しく感じられますよね。早くコロナが収まって、自由に旅をしたいものです。ビン入りのオシャレなお漬物もあり、手土産にピッタリです。
ちょっと休憩のつもりが、伝えたいことが多すぎて、長くなってしまいました。この続きは、次の回に・・・。
>阿蘇さとう農園:http://www.aso-satofarm.com/