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「福田酒造」球磨焼酎

約500年前から米焼酎造りが始まったとされる人吉・球磨。「球磨焼酎」は1995年に国税庁の「地理的表示の産地指定」を受け、地名がついた数少ない焼酎ブランドとして注目を集めるようになった。人吉・球磨には27の蔵元があり、それぞれが個性豊かなブランドを持ち、その多彩な味のバリエーションも魅力だ。

球磨焼酎の定義は、「国産の米(米こうじを含む)を原料とし、人吉球磨の水で仕込んだもろみを、人吉球磨で単式蒸留機をもって蒸留し、びん詰めされていること」とされている

1935(昭和10)年創業の「福田酒造」は、林業から参入した珍しい経歴を持つ蔵元。歴史こそ他の蔵元より短いが、新しい設備を積極的に導入したり、焼酎のシェリー樽貯蔵を開始したりするなど、球磨焼酎ブランドの価値を高めている蔵元の一つ。

40年ほど前から取り組んでいる樽貯蔵は、2002年に新たな蔵を増設する際、新たに樫樽を設置。代表銘柄「山河」の原酒を20年貯蔵したものや、5年以上貯蔵した「樽神輿」、食物繊維を加えてリキュールにした「福田12年」などの古酒ブランドも揃う。

「“効率よりも品質を”という先代の考えを受け継ぎ、職人と共に“華やかで綺麗な酒質の焼酎を目指しています」と語る5代目・福田寿一さん。創業時より大切に磨き上げられた蔵は、麹菌にとって居心地が良く、良質な焼酎を生み出しているという。

店舗情報

株式会社 福田酒造

〈住所〉熊本県人吉市西間下町137-2

〈TEL〉0966-22-2507

〈営業時間〉8:00~17:00(土・日曜休み)

〈公式HP〉https://fukudashuzo.com

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